こじらせまくり

"夢はでっかく こう描く"

挫折を味わいました


どうしても、これだけは取らないと希望する進路に大きく響く検定があった。一番嫌いで苦手な教科の検定だった。進路を決めて、その資格がないとほぼ合格は不可能だとわかった時に、取ると決めた。
決めた次の日からは、土日も連休も学校に通って勉強した。学校の開いていない日は家に閉じこもって勉強した。解らないところは教科書、参考書の解説、過去問を漁って、それでも解らなかったら担当の先生に訊くようにした。一日に何度もしつこく質問するのに、先生はうんざりする様子もなく、私がわかるまで付き合ってくれた。


中には「お前、本当に合格すんのか」と呆れた様に言ってくる先生もいた。私はその検定に関連する教科で二年次に赤点をとったり、成績が3だったりとあまり良い結果を残していなかったから、そういう反応をされるのは当然だった。自分でもわかっていた。わかっていたけれど、その言葉が悔しかった。受かってびっくりさせてやろう、ってもっと勉強した。自分は今、ビリギャルのさやかちゃんと同じ状況なんだと言い聞かせながら勉強した。目指すのは慶応ではないが行くつもりで勉強した。放課後も7時まで学校に残って部活もせずひたすら勉強した。帰ってから風呂とご飯を一時間以内に済ませ、過去問や問題集を何時間もした。予想問題を何回もこなした。月〜木は、その日のナガスタを聞く15分が唯一の楽しみだった。時々パソコンの前に座り、ストレス発散にブログの記事を少しずつ、複数同時進行で書いて、出来た順に公開していった。日が経つにつれて嵐にしやがれ鉄腕DASH、ニノさん、トキカケの録画がどんどんHDDに溜まっていった。終わったら絶対に録画見てやる。人生で初めて、達成しなければいけない明確な目標に向かって必死に勉強をした。




その結果が来た。不合格だった。


3級と2級のダブル受験だったのだが、通ったのは3級だけだった。「凄いね」「あんなに苦手だったのに頑張ったね」「おめでとう」と色んな人に言われた。けれど、欲しかったのは2級だった。100点満点中70点以上で合格。62点だった。悔しかった。あと2問程あってれば合格だった。70点と100点は30点の違いがあっても同じ"合格"だが、70点と69点は"合格" と "不合格"なのだ。教えてくれた先生に申し訳なかった。とにかく情けなかった。そしてあの先生にはきっと、たぶん、無茶をした落ちぶれとでも思われてるんだろうな、と思った。見返すことが出来なくて、悔しくてしょうがなかった。結果が伝えられた放課後、テスト勉強しながら学校で泣いてた。情けなかった。


もう一回、家で解いてみた。どうしても5箇所、答えが出なくて、今までのこの頑張りは何だったんだろうって思った。2級が欲しかった。一年前に既に2級を取得している頭のいい同級生が羨ましい、と心から思った。勉強だけじゃなくて趣味も充実していてどこで勉強しているんだろうって位隙がない。全てが上手くいっていて羨ましい。いくら私が何かを我慢してこの勉強を突き詰めていっても、あのひとの能力に到達することはないんだなと思った。自分が誇れることなんて、ワープロの速度が速いくらいだ。自分が頑張ったといってもその頑張りは誰かにとっての普通のことなのかもしれない。自己評価なら頑張ったなんていくらでも言えるけれど、アホなりに計画を立てて頑張った。


結果が全てだ、と前にどこかの先生が言っていた。結果が良くとも悪くとも、そこまでのプロセスなんて評価されない。いくら頑張っても合格でないと意味がない。頑張りました、と言っても「でも不合格じゃん(笑)」と失笑されるだけだ。悔しい。とにかく私は悔しい。
悔しいんだよ!!!!!!!!!クソ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

あー欲しかった!!!!資格欲しかった!!!!!これが挫折ってやつか、親戚のおじさんに、はやく若いうちに挫折経験しとけよって言われたけど今じゃなくていいじゃん????なんで今私挫折した?????なんで今?????もう少し前に挫折すればよかった!!!!!

はあ〜〜頑張ります。終わったことを嘆くのは意味ないのもわかってるんですけど、悔しくて虚無感たっぷりの今の心情を書き出しとけばまた頑張ってやろうって思うだろうなって思って書いてます。また頑張ります。これだからお前はって言われるのムカつくので頑張ります。